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KYOISEN JOURNAL

精神保健福祉士とは|社会福祉士との違いや仕事内容・活躍する職場・年収例まとめ

「精神保健福祉士」とは、「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる、「主に精神的な障がいのある方へ社会復帰のための助言、日常生活を支障なく送るためのサポートをする専門職」のことです。

その専門職に就くために必要な厚生労働省管轄の国家資格のことを「精神保健福祉士」と言います。また有資格者でなければ「精神保健福祉士」と名乗ることができない名称独占資格です。

ストレス社会となっている現代社会において、病院などの医療機関だけでなく、学校や企業などでも精神保健福祉士への期待は高まってきています。 

また、国をはじめ地域や自治体も精神障がいのある方が社会復帰をして、自立した生活を送れる様に積極的な支援を行ってきています。精神保健福祉士は、現代社会において注目されている将来性ある資格といえるでしょう。

 

精神保健福祉士の仕事

精神保健福祉士の仕事は、精神障がい者とその家族からの相談を受け、助言をしたり、適切な訓練を行ったりします。

具体的には、医療費や生活費などの手配紹介、公的支援制度の紹介、社会復帰ための日常訓練、会話の練習、就労支援、就職してからの職場への定着支援などが主な仕事内容です。

また、精神保健福祉センターや保健所などでメンタルヘルス啓発活動に携わったりすることもあります。

これは、「障害者自立支援法」(2006年施行)、「障害者総合支援法」(2012年施行)などがきっかけとなり、精神的な障がいがある人たちの支援も「入院医療中心から地域生活中心へ」とシフトしていきました。
それに伴い精神保健福祉士の仕事内容も、地域や家庭、職場、学校などと連携を重視するように変化していきました。

働く場所によっても仕事内容に違いはありますが、精神保健福祉士には社会と精神的障がいがある方が、つながりを持てるように導く、コーディネーター的役割であることが求められています。

 

 

精神保健福祉士と社会福祉士の違いとは?

同じ福祉の資格の中に「社会福祉士」があります。精神保健福祉士と名称が似ていることから、仕事内容も同じような印象を受けるかもしれませんが、実際は違います。

2つの資格には支援対象者に違いがあるものの、試験では共通科目も多く、実際に両方の資格を持って活躍する人も多いです。

福祉の仕事で幅広く活躍したいのであれば、精神保健福祉士と社会福祉士両方の資格取得を考えてみてもいいでしょう。

 

 

精神保健福祉士とは?

精神保健福祉士が支援するのは精神に障がいを抱えた人で、対象となる人が限定されているという点が違います。それだけ専門性が高いということでもありますが、両方の資格を取得していることが、現代社会では必要になってくる場合が増えています。

例えば、社会福祉士の資格があれば、通常の暮らしが営めないことで困っている人全般の相談に乗り、サポートすることが可能です。さらに精神保健福祉士の資格まで取得しておけば、精神面に障がいを抱えている人に特化して支援を行うことも可能になります。

 

精神保健福祉士が活躍する職場

少し前までは、精神保健福祉士の就職先というと、精神科の病院がほとんどでしたが、最近ではいろんな分野でその資格が求められ、就職先も幅広く選べるようになってきています。

精神科のクリニック

精神科・心療内科などのクリニックでは、地域で精神障害者を支えられるよう、さまざまなサポートを行います。

就労支援事業所、相談支援事業所

障がい者等の相談に応じ、サポートする仕事を行います。就労支援事業所では仕事に就くための支援やアドバイス、相談支援事業所では、ケアプランの作成や連絡・調整、地域生活へ移るための援助などが主な仕事です。

保健所、精神保健福祉センター

保健所では、健康をつくる拠点として市町村職員などへの援助活動を行います。精神保健福祉センターでは、精神に関わるさまざまな相談を受け付けるために、精神保健福祉士だけでなく精神科医、作業療法士、保健師などの専門職が配置されています。

公共職業安定所(ハローワーク)

ハローワークでは、障がいの状態に応じて就職の相談、仕事先の紹介や職場への安定支援を行っており、精神保健福祉士の資格を活かして働けます。

児童相談所

児童福祉司の資格として精神保健福祉士が必須条件となりました。児童相談所の相談件数が増えている現在、ニーズの大きい就職先です。

一般企業

各企業のメンタルケアの一環として、精神保健福祉士が求められるようになってきました。

 

 

精神保健福祉士の年収は

精神保健福祉士の仕事の平均年収は約327万円。月給で換算すると27万円、初任給は20万円程度が相場になります。

正社員の給料分布を見てみるとボリュームが多いのは273〜320万円の水準で、平均年収の327万円はこのゾーンよりも高い水準に位置しています。

全体の給与幅としては273〜651万円と比較的広いため、勤務先や経験・求められるスキルによっても大きな差があると見受けられます。

また働く場所によっても、平均年収は異なり、

精神科の専門病院:430万円
心療内科のクリニック:380万円
精神保健福祉センター:420万円
障害福祉サービス事業所:390万円

というデータがあります。

常勤職員として働く精神保健福祉士の給与レベルは、民間の社会福祉法人、精神科病院、個人クリニックなどでも、ほぼ国家公務員の給与に準じるところが多いようです。

基本給は低いものの、賞与や手当面で優遇されている傾向があります。

年齢別の平均年収としては、あくまで目安になりますが、

 

  • 精神保健福祉士の20代  年収300万~400万
  • 精神保健福祉士の30代  年収400万~700万
  • 精神保健福祉士の40代  年収400万~700万
  • 精神保健福祉士の50代  年収400万~700万

 

となっています。

※日本の平均年収:国税庁の平成29年度「民間給与実態統計調査結果」に基づいています。

 

 

精神保健福祉士の合格率

先述したように、精神保健福祉士の資格を取得するためには、国家試験を受けて合格しなければなりません。

この国家試験は「年に1回」のみ実施され、第22回精神保健福祉士国家試験は「令和2年(2020年)2月1日・2日」に実施されています。

厚生労働省の発表によると、

・受験者数・・・6,633人
・合格者数・・・4,119人
・合格率・・・62.1%

合格率はほぼ例年60%が平均となっています。

保健福祉系大学の卒業者は38.6%、養成施設の卒業者は61.4%と、養成施設卒業の人の合格率が高めとなっています。

精神保健福祉士を目指すには

最終学歴が大学卒業の場合

①福祉系大学等(4年)で指定科目を履修して卒業
精神保健福祉士国家試験を受験

②福祉系大学等(4年)で基礎科目を履修して卒業
精神保健福祉士短期養成施設等を修了 → 精神保健福祉士国家試験を受験

③一般大学等(4年)を卒業
精神保健福祉士一般養成施設等(1年以上)を修了 → 精神保健福祉士国家試験を受験

最終学歴が短期大学卒業の場合

① 福祉系短期大学等(3年)で指定科目を履修して卒業
相談援助実務を1年以上 → 精神保健福祉士国家試験を受験

② 福祉系短期大学等(3年)で基礎科目を履修して卒業
相談援助実務を1年以上 → 精神保健福祉士短期養成施設(6ヶ月以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

③ 福祉系短期大学等(2年)で指定科目を履修して卒業
相談援助実務を2年以上 → 精神保健福祉士国家試験を受験

④ 福祉系短期大学等(2年)で基礎科目を履修して卒業
相談援助実務を2年以上 → 精神保健福祉士短期養成施設(6ヶ月以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

⑤ 一般短期大学等(3年)を卒業
相談援助実務を1年以上 → 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

⑥一般短期大学等(2年)を卒業
相談援助実務を2年以上 → 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

最終学歴が高等学校卒業の場合

① 福祉系大学等(4年)に進学し指定科目を履修して卒業
精神保健福祉士国家試験を受験

② 福祉系大学等(4年)に進学し基礎科目を履修して卒業
精神保健福祉士短期養成施設等を修了 → 精神保健福祉士国家試験を受験

③ 福祉系短期大学等(3年)に進学し、指定科目を履修して卒業
相談援助実務を1年以上 → 精神保健福祉士国家試験を受験

④ 福祉系短期大学等(3年)に進学し、基礎科目を履修して卒業
相談援助実務を1年以上 → 精神保健福祉士短期養成施設(6ヶ月以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験し、合格

⑤ 福祉系短期大学等(2年)に進学し、指定科目を履修して卒業
相談援助実務を2年以上 → 精神保健福祉士国家試験を受験

⑥ 福祉系短期大学等(2年)に進学し、基礎科目を履修して卒業
相談援助実務を2年以上 → 精神保健福祉士短期養成施設(6ヶ月以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

⑦一般大学等(4年)に進学し、卒業
精神保健福祉士一般養成施設(1年以上) → 精神保健福祉士国家試験を受験

⑧一般短期大学等(3年)に進学し、卒業
相談援助実務を1年以上 → 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

⑨一般短期大学等(2年)に進学し、卒業
相談援助実務を2年以上 → 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

⑩福祉系専門学校(4年)に進学し、指定科目を履修して卒業
社精神保健福祉士国家試験を受験

⑪福祉系専門学校(3年)に進学し、指定科目を履修して卒業
相談援助実務を1年以上 → 精神保健福祉士国家試験を受験

⑫福祉系専門学校(2年)に進学し、指定科目を履修して卒業
相談援助実務を2年以上 → 精神保健福祉士国家試験を受験

⑬社会福祉主事養成機関を修了 → 相談援助実務 2年
→ 精神保健福祉士短期養成施設等(6ヶ月以上) → 精神保健福祉士国家試験を受験

⑭相談援助実務を4年 → 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)
→ 精神保健福祉士国家試験

⑮児童福祉士司・身体障害者福祉司・審査指導員・知的障害者福祉司・老人福祉指導主事
として相談援助業務を4年 → 精神保健福祉士短期養成施設等(6ヶ月以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

最終学歴が専門学校卒業の場合の精神保健福祉士になるためのルート

①福祉系以外の専門学校(4年)に進学し、卒業
精神保健福祉士一般養成施設等(1年以上)を修了 → 社会福祉士国家試験を受験

②福祉系以外の専門学校(3年)に進学し、卒業
相談援助実務を1年以上 → 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

③福祉系以外の専門学校(2年)に進学し、卒業
相談援助実務を2年以上 → 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)
→ 精神保健福祉士国家試験を受験

 

 

今後ニーズが高まる精神保健福祉士

現代の日本は、ストレス社会と言われ、精神障がいを抱えている人は、日本全国に320万人いると言われています。子供から大人まで誰もがストレスを抱える時代で、今後も精神疾患を人は増えていくでしょう。

医療、保健、そして福祉にまたがる領域で活躍する精神保健福祉士の役割は、ますます重要になっていくことは間違いありません。

学校などの教育機関や一般企業でも精神保健福祉士のニーズが高まっており、認知症などの介護分野でも期待されている資格です。

少しでもご興味があるなら、是非、資格取得の一歩を踏み出してみてください。

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